crossroads inc. — human & machine

最先端より
ちょうどいいデジタル化を

私たちクロスロードは、技術の新しさではなく、現場の作業とコストのバランスから道具を考えます。半歩遅れていても、確実に回るほうを選ぶ。人と機械の役割分担を、そのつど引き直す。

その考え方をそのまま形にしたのが、無料で公開している「領収書データエディター」です。

AI不使用 /クラウド不使用 /インストール不要 /アカウント登録なし
領収書データエディター
ツール画面のスクリーンショット
(左:PDF/右:入力欄)

Google Chrome / Microsoft Edge でご利用ください。

Our stance

「半歩遅れたデジタル化」を、あえて提案します

最新の技術を入れることと、現場が楽になることは、必ずしも同じではありません。高機能な仕組みほど、設定・運用・確認の手間と費用がついてきます。私たちは、いま確実に効く一歩を選び、そのぶん早く現場に届けることを大切にしています。

01
最先端より、確実に回ること

新しい技術は、うまくいったときの効果も大きいかわりに、外れたときの手戻りも大きい。枯れた技術で足りるなら、そちらを選びます。半歩遅れているぶん、確実で、安く、早く動きます。

02
全自動より、役割分担

すべてを機械に任せることが正解とは限りません。機械が得意なくり返しは機械に、判断は人に。境界をどこに引くかを、実際の作業を見ながら一緒に決めます。

03
効果を超えるコストはかけない

導入費・月額・教育・確認作業。ぜんぶ足したコストが、削減できる手間を上回るなら、その仕組みは入れないほうがいい。入れない提案も、私たちの提案です。

役割分担を、そのつど引き直す

「人と機械の接点に立ち、新たな選択肢をつくる」。これが私たちの掲げるテーマです。領収書のデータ化では、境界をこう引きました。

MACHINE / 機械の担当
  • PDFを順番にめくって表示する
  • 入力のたびに自動で保存する
  • インボイス登録番号の形式を確かめる
  • 未入力・重複を見つけて知らせる
  • CSVに書き出す
HUMAN / 人の担当
  • 領収書を読み、金額と日付を確かめる
  • 支払先をどう書くか決める
  • おかしな1枚に気づく

人が残る部分は、削るべき無駄ではなく、品質を担保している工程だと考えています。

A working example

考え方の実例:領収書データエディター

パソコンに保存した領収書PDFを1枚ずつ見ながら入力し、CSVに書き出すツールです。会計事務所の方にも、個人事業主の方にも使っていただけます。完全無料・登録不要。私たちの考え方を、言葉ではなく動くもので確かめていただくために公開しています。

ひとつの画面で、表示と入力

左に領収書、右に入力欄。PDFビューアと表計算ソフトを行き来する必要がありません。矢印キーで次の1枚へ進めます。

なぞってコピー、貼り付けるだけ

表示中の領収書の金額や支払先を、マウスでなぞってコピーし、そのまま右の入力欄へ。打ち直しも、読み間違いもありません。

インボイス番号の確認もワンクリック

「T+13桁」の形式は自動で判定。実在するかどうかも、その場のリンクから国税庁の公式サイトでワンクリックで照会できます。

日付・金額・インボイス番号の自動取り込みもあります。ただし、あくまで補助です。

PDFに埋め込まれた文字を機械的に取り出して、空欄だけを埋める機能です。AIによる推論は使っていません。下書きとして手数を減らすためのもので、正しいかどうかを確かめるのは人の役割。だから、すでに入力済みの欄は上書きせず、書き方がまちまちな支払先は自動入力しません。

使い方は3ステップ

準備するのは、領収書PDFを入れたフォルダひとつだけです。

1 まとめる
領収書PDFをひとつのフォルダにまとめる

ファイル名がそのまま一覧の見出しになります(例:2026-04-15_サンプル商店.pdf)。このフォルダが保存先にもなります。

2 入力する
左に領収書、右に入力欄。見ながら入力する

「フォルダを開く」を押すと、左にPDF、右に入力欄が並びます。利用日・支払先・金額・メモ・インボイス登録番号を入力。入力するたびに自動保存されます。

3 書き出す
同じフォルダにCSVを書き出す

同じフォルダにCSVファイルができます。Excelなどでそのまま開けます。経費精算や確定申告の下ごしらえに。

「保存」ボタンはありません。入力内容はフォルダ内のデータファイルに自動保存されます。ブラウザを閉じても消えないので、同じフォルダを開けば続きから作業できます。

そのほかの機能

自動保存インボイス登録番号のフォーマット判定国税庁サイトへの照会リンク未入力へジャンプ重複検出ファイル名・会社名・メモの検索キーボードでめくる件数を指定して移動PDFの文字から空欄を下書き

写真やスキャンなど、画像として取り込まれたPDFは文字を持たないため、コピー&ペーストや自動取り込みは使えません。その場合は手で入力してください。

情報漏洩のリスクを構造的に持たない設計

AI不使用、クラウド不使用

領収書は、取引先・金額・日付がそろった機微な情報です。「預けても大丈夫か」を毎回判断するより、預けずに済む作りにするほうが、現場の負担は小さいと考えました。

ブラウザ内で完結

PDFの表示から入力、CSVの書き出しまで、すべてお使いのパソコンのブラウザ内で処理されます。処理を代行するサーバーは存在しません。

ファイルはアップロードしない

領収書PDFも入力したデータも、あなたが選んだフォルダの中に読み書きされるだけです。どこかに預ける操作はありません。

通信なし

外部との通信を技術的に禁止する設定(CSP)で動作します。例外は、あなたが自分で「国税庁HPで確認」リンクを押したときに公式サイトが別タブで開く場合だけです。

アカウント登録も、ログインも、利用状況の収集もありません。会計事務所の方は、今のセキュリティ基準や業務フローを変えずに使い始められます。

How we decide

なぜ、AIを使わないのか

「AIで読み取れば、もっと楽になるのに」というご意見はもっともです。実際に検討し、このツールでは採用しませんでした。

理由は2つあります。ひとつは、AIによる読み取りは完璧ではなく、日付や金額を1桁でも間違えれば帳簿に影響するため、結局は人が目で確かめる工程が残ること。もうひとつは、確認が必要な前提で、なお費用がかかり、領収書という機微な情報を外部のサービスに渡すことになることです。

確認の手間が残るなら、その手間を前提にして、代わりに「速く、安全に、無料で」を選ぶ。これが今回の私たちの判断でした。

AIそのものを否定しているわけではありません。生成AIの活用支援も私たちの仕事です。使うか使わないかを、流行ではなく作業とコストから決める。その判断こそが、ご提供したい価値です。

私たちの考え方

人と機械の接点に立ち、
新たな選択肢をつくる。

やること 現場の作業を見て、機械に任せる範囲を決める
やらないこと 効果より高くつく仕組みを、新しいという理由で勧める

全部を自動化することだけが答えではありません。境界の引き方そのものが、ひとつの選択肢だと考えています。

よくある質問

料金はかかりますか?
無料です。アカウント登録も不要です。継続的な運用費がかからない設計にしているため、無料で提供できています。
本当に外部に送信されていませんか?
はい。外部との通信を技術的に禁止する設定(CSP)で動作しており、領収書の内容が外に出ることはありません。唯一の例外は、あなたが自分で「国税庁HPで確認」リンクを押したときに、国税庁の公式サイトが別タブで開く場合です。
入力したデータはどこに保存されますか?
最初に開いたフォルダの中に、フォルダと同じ名前のデータファイルとして自動保存されます。CSVを書き出すと、同じフォルダにCSVファイルもできます。インターネット上には一切保存されません。なおこのデータファイルは入力内容そのものなので、削除・移動・名前の変更はしないでください。
対応ブラウザは? Safariでは使えませんか?
Google Chrome と Microsoft Edge でご利用ください。フォルダを直接読み書きするしくみを使っているため、Safari や Firefox では動作しません。
写真やスキャンした領収書PDFでも使えますか?
表示して入力する分には問題なく使えます。ただし画像として取り込まれたPDFは文字を持たないため、コピー&ペーストや空欄の下書き機能は使えません。その場合は手で入力してください。
今後AI機能が追加されることはありますか?
このツールでは現時点で予定していません。人の確認が必要である以上、費用と情報の持ち出しを増やす選択はとらない、というのが今の判断です。一方で、AIを使ったほうが明らかに割に合う業務であれば、その導入もご支援しています。
領収書以外の業務も相談できますか?
はい。日々の業務の棚卸しから、ツールの選定・導入、人材育成まで対応しています。「何から手をつけるべきか分からない」という段階からのご相談を歓迎します。特定のベンダーに属していないため、中立の立場でご提案します。

御社に「ちょうどいい」デジタル化
一緒に考えます

このツールは、私たちの考え方の一例にすぎません。業務によって、手を入れるべき場所も、機械に任せる範囲も変わります。まずは現場の作業をうかがって、必要なもの・要らないものを一緒に切り分けるところから始めます。

業務の棚卸し、ツールの選定・導入、ベンダー提案の中立的な評価、人材育成まで。「何から手をつけるべきか分からない」段階でのご相談も歓迎です。

ご相談・お問い合わせ

「うちの場合はどうすべきか」を、一緒に整理します。

クロスロード株式会社/大阪府DX推進アドバイザー・奈良県デジタル戦略アドバイザーを歴任。企業はもちろん、官公庁・NPOなど多様な現場での支援実績があります。